着付けリストの作り方と費用の負担
着付けリストは、当日に会場の美容室で着付けやヘアセットをする人を、1人ずつ書き出したものです。名前と続柄、着るもの、頼む内容、入り時間、支払い方の5つをそろえて会場に伝えます。
人を集めるのは、両家それぞれの親に「自分の側で着物を着る人」を聞いてもらうのが早いです。集まったら1人ずつ頼む内容を確かめ、人数を会場に伝えて空きを確認してから、申込用紙やアプリに入力します。
1人ごとに書く5つの項目
| 項目 | 書く内容の例 |
|---|---|
| 名前と続柄 | 新婦の母、新郎の姉など |
| 着るもの | 黒留袖、色留袖、振袖、訪問着、紋付袴など |
| 頼む内容 | 着付けだけ、ヘアセットだけ、着付けとヘアとメイク |
| 入り時間 | 美容室に着く時刻 |
| 支払い方 | おふたりにまとめて請求、本人がその場で払うなど |
黒留袖とは、既婚女性の正礼装の着物で、新郎新婦の母や既婚の親族が着ます。振袖は未婚女性の正礼装で、留袖より着付けの料金が高めのことがあります。
着物を自分で用意するか会場でレンタルするかも確認します。外から持ち込む着物には、持ち込み料(会場と提携していない衣裳を持ち込むときの料金)がかかる会場があります。
会場の美容室は、1日に受けられる人数に上限があることがあります。最初に聞いたときから人数が増えた場合は、空きがあるかを先に確認します。
入り時間は挙式から逆算する
着付けは1人につき少なくとも1時間かかります。ある式場の例では、着付け・ヘア・メイクをすべて頼む人は挙式の3時間前に入ります。着付けかヘアのどちらかだけなら2時間30分前です。会場ごとに違うので、担当者に確認した時刻を伝えます。
親族紹介(挙式の前後に両家の親族を互いに紹介し合う時間)や集合写真に出る人もいます。着付けが終わる時刻が、その開始に間に合うかも確かめます。本人には、会場までの移動時間を足した家を出る時刻を伝えます。
費用を誰が払うか
着付け代は1人1万円前後、ヘアセットやメイクも頼むと1万5,000〜2万円ほどが目安です。誰が払うかは家によって考え方が違うので、両家の親と相談して先に決めます。
| 相手 | よくある負担のしかた |
|---|---|
| 親族 | おふたりや親が払う、本人が払う、両家で分けるなど家ごとに違う |
| 遠方から来る親族 | おふたりが負担するとよいとされている |
| 着物での出席を頼んだ友人 | おふたりが負担するのが基本 |
| 自分の希望で着物を着る友人 | 本人が払うことが多い |
会場の美容室の代金は、新郎新婦にまとめて請求されることが多いです。おふたりから申し込むと割引がある会場もあるので、料金表と一緒に聞いておきます。
本人が払う人がいる場合は、別に精算してもらうよう会場に頼みます。一部だけ負担するなら、本人に美容室で払ってもらい、当日に親から「お車代」や「御礼」として渡す方法があります。会場の外の美容室で着付けをする人に負担する場合は、相場の1万円ほどを包んで渡します。
各自が持ってくるもの
着物を持ち込む人には、着付けに使う小物を自分でそろえてもらいます。足りないものがあると、その場で着付けができません。何本・何枚いるかは会場の美容室によって違うので、会場の案内を確認してから伝えます。
- 着物、長襦袢、帯
- 帯揚げ、帯締め
- 末広(扇子)
- 草履とバッグ
- 腰ひも(4本ほど)
- 伊達巻き(2本ほど)
- 帯枕、帯板
- 肌着、裾よけ
- 足袋
- タオル(2〜3枚。体型を整えるのに使う)
長襦袢とは、着物と肌着のあいだに着る、裾まで届く長さの下着のことです。会場の案内に持ち物の一覧があれば、それを写真に撮って送ると伝えやすいです。
ヘアセットを頼む人には、前日か当日の朝に髪を洗ってきてもらいます。美容室にシャンプーの設備がない会場があるためです。
本人に送る文面
伝える内容は、1人ずつに1通で送ると見返しやすくなります。時刻と名前を入れ替えて使ってください。
○月○日の結婚式の着付けについてお知らせします。
・会場の美容室に○時○分に入ってください(○階・○○美容室)
・お願いしている内容:着付け/ヘアセット/メイク
・着付けの小物は、別に送った一覧のものを持ってきてください
・髪は前日か当日の朝に洗ってきてください
・代金は(こちらでお支払いします/美容室で直接お支払いください)
・困ったときの連絡先:○○(電話番号)
急な体調不良で当日に取りやめる人が出ることもあります。キャンセル料がかかるかと、いつまでなら変更できるかを会場に確認します。本人が払う人には、キャンセル料の有無も前もって伝えておきます。
確認リスト
- 着付けを頼む人の名前と続柄を書き出した
- 1人ずつ、着るものと頼む内容を確かめた
- 持ち込みの着物に持ち込み料がかかるか確認した
- 会場の美容室に空きがあるか確認した
- 入り時間を挙式から逆算して決めた
- 費用を誰が払うかを両家の親と決め、会場に請求先を伝えた
- 持ってくるものと入り時間を本人に送った
- キャンセル料と変更の締め切りを確認した
すべて確認できたら、リストを会場に出して、アプリの「着付けリストの入力」を完了にしてください。