結婚式のBGMの決め方。場面・音源・著作権の確認
結婚式のBGMは、場面ごとに流す曲を決めて会場に伝える準備です。曲を決める目安は挙式の1か月前ごろで、今は候補を集めて絞り込む時期です。
先にやることは2つあります。会場で流せる音源の形と、曲リストの締め切りを聞くこと。そのうえで、入場・乾杯・ケーキ入刀・退場など印象に残る場面から曲を決めることです。全部の場面に曲を選ぶ必要はなく、指定しない場面は会場に任せられます。
まず、会場の決まりを聞く
会場によって、使える音源の形や流し方に決まりがあります。知らずに選ぶと、あとで曲を替えることになります。次の打ち合わせで、このリストをそのまま聞いてください。
- 曲のリストを出す締め切りはいつか
- 市販のCDを持ち込む必要があるか、会場で用意してもらえるか
- ダウンロードで買った音源を使えるか
- 曲の途中から流したり、短く切ったりできるか
- 著作権の手続きを会場がしてくれるか、その費用はいくらか
- 指定しない場面の曲は、会場で選んでもらえるか
- 挙式の入場・退場の曲も自分たちで選べるか
曲が要る場面と、先に決める場面
披露宴でBGMが流れる場面は10以上あります。前半は入場・乾杯・歓談・ケーキ入刀・中座(お色直しなどで一度席を外すこと)。中盤は再入場・テーブルラウンド・余興。後半は花嫁の手紙・花束贈呈・退場です。ほかに、ゲストを迎えるときや見送るとき、ムービーを流すときにも曲が要ります。2時間半の披露宴では、最大で50〜60曲になることもあります。
全部を自分たちで選ばなくてかまいません。次の順で決めていきます。
- 入場と退場。ゲストの視線が集まり、印象に残りやすい
- 乾杯とケーキ入刀
- 花嫁の手紙と花束贈呈。手紙を読む長さに合う曲を選ぶ
- 歓談。自分たちで選ぶか、会場に任せるかを決める
指定しない場面を会場が用意した曲でつないでもらい、追加の料金がかからなかったという声が多くあります。
選ぶときは、場面の長さと曲の長さが合っているかを見ます。歓談のように長い場面は、何曲かを続けて流すつもりで候補を多めに挙げます。歌詞は場面に合うかをおふたりで読み、外国語の曲は意味を調べてから決めます。
著作権の手続きが要るかどうか
市販のCDをそのまま流すだけなら、会場が音楽の著作権を管理する団体と包括契約を結んでいれば、おふたりの手続きは要りません。手続きと使用料が会場の契約に含まれているためです。中古のCDでも、正規に買ったものなら使えます。
手続きが要るのは、曲をコピーするときです。好きな曲を集めて1枚のCDにする場合と、プロフィールムービーなどに曲を入れる場合がこれにあたります。定額の音楽配信や動画サイトは、規約で個人の利用に限られることが多く、使えません。レンタルCDの持ち込みを断る会場もあります。
手続きは会場を通して行う
コピーには、作詞家や作曲家の権利である著作権と、レコード会社などが持つ著作隣接権の2つの手続きが要ります。この2つをまとめて手続きできる団体がISUM(一般社団法人音楽特定利用促進機構)です。おふたりが直接申請することはできず、ISUMに登録している式場や映像制作会社を通して手続きします。
- 使いたい曲がISUMの楽曲データベースに載っているかを調べる
- 会場(ムービーなら映像制作会社)がISUMに登録しているか、手続きと費用はどうなるかを聞く
- 載っていない曲は、別の曲にするかを決める
データベースに載っていない曲は、ISUMに楽曲のリクエストを送れます。ただし回答まで最短で1か月ほどかかり、もっとかかることもあります。式まで1か月半を切った今からでは、間に合わないことがあります。
音響の演出にかかる費用は、5〜10万円ほどの会場が多いとされています。設備や担当者の料金、著作権の手続きの費用が含まれていることが多いので、見積書で何が含まれているかを確かめます。自分たちでムービーを作る場合は、曲を入れる前に会場で手続きできる曲かを確かめます。ムービーで使う曲も、BGMの一覧と一緒にプランナーへ伝えます。
曲のリストをプランナーに渡す
曲が決まったら、場面ごとの一覧にして締め切りまでに渡します。一覧に書くことは次のとおりです。
- 曲名とアーティスト名。同じ曲名の別の曲があるので、アルバム名まで書くと確実
- 流し始める位置(サビから流したいときなど)
- 音源の形(市販のCD、ダウンロード音源など)
- 曲が足りなくなったときに、同じ曲を繰り返すか別の曲につなぐか
当日は進行が早まったり遅れたりして、場面の途中で曲が終わることがあります。つなぎ方を書いておくと音響の担当者が迷いません。持ち込むCDがあれば、渡す日と方法も決めます。最終の打ち合わせで曲順を一度読み合わせたら、アプリの「BGMのリストアップ・選定」を完了にしてください。