新郎謝辞の長さと構成、2〜3分で話す
新郎謝辞は、披露宴の最後に新郎がふたりを代表してゲストへお礼を伝えるあいさつです。ゆっくり話して2〜3分、原稿にして600〜800字、A4の紙1枚以内が目安です。
冒頭のあいさつ、本文、結びの3つで組み立てます。原稿は必ず作りますが、丸ごと覚える必要はなく、要点を箇条書きにしたメモを手元に持って話します。
親も謝辞をするなら、先に内容を分ける
締めくくりのあいさつは、新郎だけが話す形と、親の謝辞のあとに新郎が話す形があります。親も話すなら、親が先、新郎があとの順が基本です。両家を代表して親が話す場合は新郎の父が務めることが多いですが、新婦の父やどちらかの母でもかまいません。
親と新郎の両方が話すときは、同じ話をくり返さないように分けます。親はふたりをよろしくと頼む言葉、新郎は自分たちの抱負を中心に話すのが一般的です。互いの原稿の要点だけを見せ合えば十分です。親の謝辞は1〜2分ほどでも足ります。
長さは2〜3分、600〜800字
披露宴の最後はお開きが近く、短くまとめたほうが印象に残ります。書いてみて3分を超えたら、次の順で削ります。
- エピソードを1つに絞る
- 同じ意味のお礼をまとめる。冒頭と結びのお礼は残し、本文の中のお礼を短くする
- 名前を挙げてお礼を言う相手を減らす。個別には披露宴のあとに直接伝える
書いた原稿は一度声に出して読み、時計で時間を測ってください。
冒頭・本文・結びの3つで組み立てる
- 冒頭のあいさつ ふたりを代表して名乗り、来てくれたゲストにお礼を伝える
- 本文 今日までのエピソードを1つ、両親やお世話になった人への感謝、これからの抱負
- 結び 新しい生活への決意と、これからも見守ってほしいというお願い。もう一度お礼を言って締める
本文のエピソードは、式の準備で印象に残ったことや、新婦との出会いなど1つの出来事を具体的に話します。身内だけに分かる話や、誰かの失敗談は避けます。
下は、3つのまとまりに沿った骨組みの例です。〇〇の部分を自分たちの言葉に置き換えて使ってください。自分たちらしさが出るのは本文のエピソードと結びの決意なので、ここは文例を使わずふたりで話した言葉を入れます。
書き上げたら新婦にも読んでもらい、ふたりの気持ちとずれていないかを確かめます。新婦が花嫁の手紙を読む場合は、同じエピソードが重なっていないかも見ておきます。
避けたい言葉を見直す
結婚式のあいさつでは、別れや終わり、くり返しを思わせる言葉を避けるのが一般的です。原稿を作るときに一度見直せば、話すときは気にしなくてかまいません。
| 種類 | 避けたい言葉の例 |
|---|---|
| 別れを思わせる言葉 | 別れる、離れる、終わる、切れる、壊れる |
| くり返しを思わせる重ね言葉 | 重ね重ね、重々、たびたび、くれぐれも |
| 再婚を思わせる言葉 | 繰り返し、再び、戻る |
重ね言葉とは、「たびたび」のように同じ言葉を2回続ける言い方のことです。見つけたら同じ意味の別の言い方に置き換えます。
一字一句覚えず、要点メモで話す
原稿を丸ごと覚えようとすると、緊張したときに言葉が出なくなりがちです。原稿を読み上げる形も、緊張すると字を目で追えなくなることがあります。原稿は作ったうえで、要点を箇条書きにしたメモを手元に持って話します。
メモは話す順に、1行1つの要点で書きます。「来てくれたお礼」「準備で印象に残ったこと」「両親へのお礼」「これからの決意」「見守ってほしいお願い」の5行ほどです。文字は大きめに、手のひらに収まる大きさのカードにします。
練習は、メモだけを見て通して話し、新婦や家族に聞いてもらいます。自分では気づかない早口や、言いにくい言葉を教えてもらえます。
当日の話し方と、会場に確かめること
当日はマイクの前に立ったら一呼吸置き、ゲストのほうを見て普段より少しゆっくり話します。区切りごとに一息つくだけでも落ち着いて聞こえます。最後のお礼のあとに、ゆっくり礼をします。
最後の打ち合わせで、謝辞のタイミング・マイクの位置と立つ場所・メモの置き場所を会場の担当者と決めます。親も謝辞をする場合は、その順番もここで確かめます。
確認リスト
- 新郎だけか、親も話すかを決め、親と話す内容を分けた
- 3つのまとまりで600〜800字の原稿を作った
- 避けたい言葉がないか見直した
- 新婦に読んでもらった
- 要点を箇条書きにしたメモを作った
- 声に出して2〜3分に収まることを確かめた
- 謝辞のタイミングと立ち位置を会場と決めた
すべて確認できたら、アプリの「新郎謝辞」を完了にしてください。